グラッドスタジオ 川崎の一級建築士事務所

ご相談窓口 044-244-8862 月~土 8:00~19:30 日・祝日 9:00~19:00 お急ぎの方はこちらまで 090-2311-1041(7:00~22:00)

お知らせ・コラム

木造2階建ての構造計算

コラム
2016.9.11

木造2階建てで構造計算は必要なのでしょうか?と聞かれることがあります。

 

結論から言ってしまうと「必要」です。

 

一般的な木造2階建ての住宅を俗に「4号建築物」なんて言いますが、木造2階建ての構造計算は設計者に任せられています。

 

木造2階建てを新築するにあたっては、建築確認申請というものが必要で確認検査機関ということころに図面を提出して審査してもらうのですが、この4号建築物と呼ばれる木造2階建ての住宅は、構造の審査を免除しており設計者に任せられているわけです。

 

ということは、建築確認申請をして確認済証を取得しているからといって構造的に安全かどうかは検査機関としてチェックしていないのです。

 

なら、構造計算はどうしているのか?

実はここがとてもグレーなところなのです。

 

木造計算と一口に言ってもこれが奥深く、どこまでこだわるかによって違ってくるのです。

 

建築基準法をクリアーしている程度とするのか、それ以上を望むかです。

 

建築基準法をクリアーしている程度の計算ならば、計算ソフトを使って簡単にできますが、それ以上の耐震性が欲しい場合はより細かい計算を行うわけです。

 

耐震等級という言葉があり、等級1が建築基準法ぎりぎりレベルで、等級2→3となるにつれ耐震性が上がる基準です。

耐震等級2や3の耐震性を希望し、構造設計士が計算をして図面を描く作業費用で一般的には20万円弱が相場です。

 

えっ?木造の計算でそんなに?と思われるでしょう。

 

みなさまが家を建てられる時、どのような説明を受けるか分かりませんが、あまり説明もされずに建築基準法をクリアする程度で設計を進めるかもしれません。

また、構造計算費用として〇〇万円かかりますと言われることもあるでしょう。

 

木造住宅は耐震壁と呼ばれるものが壁の内に入っており、主に地震に耐えます。

耐震壁がたくさん入っている建物は一般的には良いとされ「壁量が多い」なんていいます。

 

耐震等級とは、等級1が1の耐力があるとすると、耐震等級2は等級1の1.25倍の耐力があり、等級3は等級1の1.5倍の耐力があるイメージです。

イメージとしては、等級1の壁量を1.25倍入れたのが等級2となり、1.5倍入れたのが等級3のイメージです。

 

ここで勘違いされやすいのが、

等級3ぐらいの壁量が入っています。というような説明です。

 

等級3の壁量はあっても、等級3を取得しているとは限りません。

 

耐震等級というものは、壁だけでなく、床の強さ、木材の継ぎ手の強さ、基礎の計算などなど・・・も計算をしなければならないので、壁量のことだけではないということにご注意ください。

 

 

世間一般のケースとして、松竹梅のコースを書いてみます。

 

:建築基準に差支えない構造計算を行い、あまり費用を掛けないケース

(構造図や構造計算書ももらえず、設計者にお任せする)

 

:耐震等級2や3レベルの壁量は確保して、あまり費用を掛けないケース

(梅よりも少し耐震に配慮したやり方、ただ本当にその耐震性があるかは別の話です)

 

:耐震等級2や3を満たすしっかりとした計算を行なう。

(構造設計士に依頼するならば設計料とは別に20万円弱掛かる)

 

みなさまはどれを選びますか?

グラッドスタジオでは基本的には「松」で設計費用も含めて考えております。